Space Tentacles (スペース・テンタクルス) - VRアドベンチャーゲームにマルチモーダル・インプットを統合
Abstract
この研究は、チェリーピッキング(「いいとこ取り」)手法を用いて、バーチャルリアリティのマルチモーダル・インタフェース(複数のコミュニケーションモードを利用したインターフェース)を実現するための、維持可能なソリューションを提示するものです。
マルチモーダルI/O処理プラットフォームは再利用可能です。このプラットフォームにゲームエンジン「Unity」のシミュレーション能力やレンダリング能力を組み合わせることによって、APIの利用やツールサポートといった優れた機能も活用できるようになります。
ここでは「Space Tentacles」というマルチモーダルVRアドベンチャーゲームの開発を例に、本研究のアプローチを説明します。
まず、ユーザーは未来世界に入り込みます。そして、このアドベンチャーゲームのストーリーを前に進めるには、パズルを解かなければなりません。
ユーザーは、VR環境にガイドを求めたり、「ジェネレーターを起動せよ」等、何らかのタスクを課すなどして、VR環境に働きかけることで、相互作用することも可能です。直接操作をしても良いですし、又はマルチモーダル、つまり「話す」と「ジェスチャー」という二つの入力モードを組み合わせることによって、環境に作用することもできます。
Duration
5 - 10 minutes per person
Room
01.002
Presenter
Chris Zimmerer